働き方の多様性
私たちを取り巻く環境はどんどんと変化をしています。
そのため昔は優秀と言われていた企業が潰れてしまったり、突然働いている会社が合併をしたりと日々社会情勢も変化をするのです。
このような中で最近では働き方を見直す人が増えており、フリーランスとなることを検討する人が増加傾向にあります。
働き方が多様化したことによって個人事業主の方がメリットが高いと考える人が増えたことが理由としてあります。
しかし、フリーランスになる前にきちんとフリーランスというのがどういったものかをきちんと理解しておくことが重要です。
会社員にもメリットはある
会社員でいることにもきちんとメリットがあります。
まずは仲間がいることで支え合うことができること、困った時に助けてもらうことができます。
勤務環境も整っていますし、収入も安定していますから、基本的には会社員として働いていて損はありません。
しかし、働く中でもっと自由に働きたい、新たな事業を始めたいという時に会社員でいることが窮屈になってしまうことがあります。
そのような時に考えられる雇用形態がフリーランスです。
フリーランスの良いところ
フリーランスは自分が事業主として仕事を進めますから、自分がルールブックです。
そのため作業する時間もお金の使い方も、仕事の内容も全て自分が決められます。
自宅をオフィスとして働くこともできますから通勤時間も必要ありません。
会社のように仕事の時間が決まっていないので、自由に休暇を取ることができますし、成果さえ出すことができれば仕事は週に1度2時間のみ、というようなことも可能です。
しかし、逆に納期があるような仕事の場合には直前に詰めて仕事をするようなケースもあります。
自宅にいるからこそ残業以上に過酷に徹夜をして仕事をするというケースもありますから時間管理や労務管理は自分でしっかりと行う必要があります。
お金の使い方や契約についても自分で決められるので、自分の好きなこと、得意なことを生かすことができますし、スピーディーに仕事も進められます。
企業の場合には申請をしたり、上司の許可が得られなければ仕事をできなかったりと何かと不便がありますが、そのような面倒なことは一切ありません。
生きていくための知識を豊富に得ることができる点もメリットと言えます。
確定申告や会社経営のノウハウはもちろんのこと、いろいろな仕事をすることができますから、知識の幅も会社員時代とは比べ物になりません。
どちらが得かは一概には言えない
このようにフリーランスと会社員とを比較すると、どうしても会社員よりも自由がきくフリーランスは魅力的に見えてしまいます。
しかし、どちらが有利とか楽とか徳ということは一概には言えません。
フリーランスは時間に余裕があり自由に仕事ができる反面、収入も不安定です。
そのため、仕事が入ってこなければ生活が成り立たない不安もあります。
その点会社員であれば業績に関係なく一定の給与を得ることはでき生活は保障されます。