国内で唯一海洋を学ぶことができる東京海洋大学

日本の国立大学で唯一海洋の研究と教育に特化している大学が東京海洋大学です。
学校としての歴史は新しく2003年からです。
しかし、もともと120年以上の歴史を持っている東京商船大学と東京水産大学とが合併したために開学した学校であるため、海洋学については歴史がある学校と言えます。

大学の本部が設置されている品川キャンパスには洋科学部が設置されており海洋環境、生物資源、食品生産、海洋政策文化に関する教育と研究がされており、越中島キャンパスでは海洋学部が設置されており船舶職員の養成と東日本で唯一ロジスティック分野での研究と教育がされています。
学部は実学を基本としているため、専門科目の講義以外にも練習船を用いて実習を行ったり、学外の施設での実験も行われたりもしています。

大学で何を学ぶのか

海洋学というのは私たちが日頃あまり学ぶことのない学問です。
そのため具体的にどのようなことを学ぶのか理解できない人も少なくありません。

国内でも海洋学を学ぶことができる学校はあまり多くありませんが、基本的には海を知ること、守ること、利用することを目的とした研究を進めています。
海洋についての知識を学ぶことで海にいる生物の保護をしたり、海事の科学技術の研究、海洋エネルギーの利用、水産食品技術、というように幅広く海に関わることを学ぶことができるのです。

勉強に集中しやすい環境

東京海洋大学は3学部8学科という小さな大学であるために在校生も少ないのが特徴です。
新入生は500人以下であり、そのために在校生の人数も2000人を下回ります。
規模が小さいからこそ、学部学科内で生徒の親睦を深める機会も多く、一生の友を得ることができます。

男女比については男子の方がやはり多く、2対1の割合で男子です。
しかし、女子も一学年に100名以上いますから、決して肩身が狭い思いをすることなくキャンパスライフを楽しめます。

学生寮も完備しているので遠方から進学をしてくる人も多いです。
寮は大学まで30分というとても好立地の場所にあり勉強に集中しやすい環境です。

学費について

国立大学であるため、他の海洋大学に比べるとかなり費用は抑えることができます。
しかしながら、それでも年間の学費は100万円近くかかりますから決して安いとは言い切れません。
そこで奨学金制度も充実しています。

学内の設けている奨学金制度として優秀な学生に対しては給付される奨学金がいくつかあります。
それ以外にも日本学生支援機構の奨学金制度を利用して通っている生徒もいます。