4路線使える目黒駅

目黒駅はJR山手線、東京メトロ南北線、都営三田線、東急目黒線の4路線が利用でき、非常にアクセスのいい立地です。
都心の主要駅まで乗換なしで行けますし、渋谷まで5分、新宿まで12分で行くことができます。

駅名は目黒駅ですが、所在地は目黒区ではなく品川区です。これは駅開設当初まで歴史を遡っても、目黒ではなく大崎に位置する場所でした。
目黒ではないのに目黒駅と名付けられた理由ですが、諸説ありますがはっきりしたことは分かっていません。
周辺地域に目黒川や目黒不動尊など目黒と名の付くものが多いので目黒駅と名付けられた説、目黒に駅を設置しようとしたが農民に反対されて場所をずらした説など様々ありますが、どれも根拠の少ないものとなっています。

目黒区と目黒駅が別に存在するため、「目黒のサンマ祭り」という祭りが別日に別の場所で開催されるという紛らわしいこともあります。
目黒のサンマ祭りはサンマを焼いて食べるお祭りで、サンマを食べるために大勢の人が並びます。
参加したい場合は日程と場所をよく確認することをおすすめします。

目黒は昭和時代から続く由緒ある高級住宅地

目黒は昭和初期から「城南五山」と呼ばれる高級住宅地の一つ、花房山として名を馳せています。
「城南五山」は目黒、五反田、品川を繋ぐ三角形の地域で、高台にある5ヶ所をそれぞれ五山としています。

・池田山

品川区東五反田4~5丁目近辺の高台(山)を指します。
池田家という武士の別邸があったため、池田山と呼ばれています。

・御殿山

品川区北品川3~6丁目近辺です。
歴代の将軍家が、鷹狩りや茶会の際に利用した品川御殿があったため、御殿山と呼ばれています。

・島津山

品川区東五反田1~3丁目近辺です。
西郷隆盛や大久保利通らと縁の深い最後の薩摩藩主、島津忠義の邸宅があったため、島津山と呼ばれています。

・花房山

品川区上大崎3丁目近辺です。
明治~大正時代の外交官で、華族だった花房義質の別邸があったため、花房山と呼ばれています。
目黒はこの花房山に該当します。
ただし、花房山という呼び名からも分かる通り、山(坂道)が多いです。物件を決める際は、駅から家まで歩いて確かめることをおすすめします。
また目黒1丁目あたりまで来ると家賃も大分安くなるので、目黒に住みたい方には狙い目です。

・八ツ山

港区高輪3~4丁目辺りです。
八ツ山の名前の由来は諸説あります。8つの岬があったため、8つの大名屋敷があったため、谷山(やつやま)という地名が転じて、等々。
三菱財閥の創業者一族である、岩崎家の邸宅があった場所です。邸宅は開東閣と呼ばれ、現在は三菱グループの施設になっています。

治安はいいが、住宅街には街灯が少ない場所も

目黒駅周辺は犯罪の発生率が低く、非常に治安のいい地域です。
駅前はビルの明かりや車通りが多く明るいのですが、住宅地は静かで、街灯が少なく暗い場所があります。
女性の一人暮らしの場合は、念のために街灯の多さを確認して物件を決めるといいでしょう。

目黒はレストランが充実している

目黒はおしゃれなレストランから老舗の名店まで、幅広い飲食店が展開しています。
特に目黒駅の西側の商店街には、安くておいしいお店が多いのでおすすめです。
様々な国のレストランがあるため飽きませんし、食べたことがない料理にチャレンジするのもいいですね。
東側の白金台方面の住宅街には、芸能人が来るような隠れ家的レストランもあったりします。
目黒でレストランには困らないでしょう。