歯学が学べる教育機関 東京医科歯科大学

東京医科歯科大学とは、東京都文京区湯島にある大学で国立大学です。
1946年に設置された官立の医科大学です。
歯学部は日本で最初に設立された官立の歯学が学べる教育機関でもあります。

日本では歯学を学ぶことができる教育機関はありますが、あまり数がないですし、国立の学校は特に少ないです。
そのためとても人気であり、全国から多くの人が集まります。

学生数が多くない大学

大学でありながら、歯学部ということもあり学生の数はとても少ないです。
1学年として入学してくる新入生は毎年280名前後しか居ません。
そのため大学全体でも学生数は1500名ほどです。

学生の男女比率はほぼ同数ですが若干女子の方が多いです。
しかし、圧倒的に女子が多いというわけではないですから、大学内で男子が肩身の狭い思いをするような心配はありません。

大学は御茶ノ水駅すぐの場所にあり、大学とは思えないほどアクセスの良い場所にあります。
それでいてキャンパスは広大な土地で施設も充実して居ます。

学生生活のスタートは教養部から

東京医科歯科大学ではまずは教養部に所属します。
教養部を設置している国立大学法人は東京医科歯科大学のみです。
この教養部は市民社会を構成する一員としての教養を身につけるという考えから、医療人として求められる教養を身につけるためにあります。

学部学科に別れることなく全学年の人が共に学ぶというのが特徴です。
色々な人に触れることで人間としての視野を広げたり、専門領域を超えて将来に役立つ人間関係を形成するというのはとても意味のあることであり、教養部があるからこそできることです。

もちろん常に分け隔てなく学ぶのではなく、なかには学部の特色や達成度に応じてクラス分けが行われるものもあります。

緑豊かなキャンパスで1年間過ごすことはとても貴重な経験であり、将来に役立ちます。
国府台キャンパスは6万平方メートルも有しており、その環境は大学ではなかなかないものです。

2年生以降の湯島キャンパスでの授業でも教養部のセミナーは開講されています。
なお、編入してきた生徒も国府台キャンパスで1年学ばなければなりません。

学費の面では奨学金を利用できる

国立大学といっても医学部や歯学部はやはりお金がかかります。
さらに、東京医科歯科大学の場合には全国から生徒が集まりますから、下宿しながら通うとなればその費用は相当なものです。

そこで学費の面では奨学金を利用することができます。
奨学金については日本学生支援機構のものを利用する方法もありますし、学内の奨学金制度もあります。
しかし、どちらも返還をしなければなりませんから、貸与にあたっては慎重に計画をしておくことが必要です。